ニワン語で遊んでみた

ニコニコ動画の投稿者は「ニコスクリプト」というものを使えます。「@ジャンプ」とか「@コメント禁止」とかですね。で、実はニコスクリプトは「ニワン語」なるもので実装されています。ニワン語はニコニコのプレーヤー上で動作するスクリプト言語で、うまく使えばかなりすごいことができます。ただし正式に公開されている機能ではなく、ユーザーが解析を進めているようです(詳細はこちらを参照→「ニワン語 - ニコニコ動画まとめwiki」)。

ふとニワン語に興味を持って調べていて、あるアイデアを思いついて試しに作ってみました。それがこの記事の最初に貼った「【ニワン語】コメントが背景になる不思議な動画」なのですが、不思議なことに視聴者が入力したコメントがアリスの後ろを通ります。結構面白いことになって満足なのです。

種明かしをしてしまうと、ニワン語のdrawShape()を使って指定した矩形範囲のコメントを隠すことができまして、それをたくさん使ってアリスに重なったコメントにマスクをかけたわけです。具体的には投稿者コメントタブを見てください。画像編集ソフトで座標を確認しながら、1行1行手動で数字を入れました。最初は動画でやろうと思ったけど、あまりに大変そうなのと、スクリプトが多いと再生が重くなってしまいそうなので、今回は静止画で実験ということで。

具体的には下のスクリーンショットの白い所にマスクをかけています。本当はもっと細かく設定しているつもりですが、反映されていない行がたくさんある模様。私がスクリプトを書き間違えているのか、drawShape()できる個数に限界があるのか……。私はニワン語もニコスクリプトも初心者なので謎です。

ニワン語を使った動画には謎の技術と呼びたくなるようなすごいものがいろいろとありますので、以下にいくつか紹介させていただきます。

他にも「未公開スクリプト」タグからいろいろ見られます。