ドコモとauでRFC非準拠のメールアドレスが取れてしまう問題

以下の記事が話題になっているようです。

といっても一般の人には分かりづらい話なので簡単に説明します。問題になっているのは、ドコモとauで「ピリオドが連続するメールアドレス」や「@の直前にピリオドがあるメールアドレス」が取得できてしまうけれど、プロバイダやメールソフトによってはこのようなメールアドレスと正常に送受信できない場合があるということ。なぜかというと、このようなメールアドレスはRFC(インターネット関連技術の決まりごとみたいなもの)で定められた決まりに反しているからで(「hxxk.jp - メールアドレスに使える文字」参照)、むしろ送受信できないほうが正常なのです。

携帯電話でEメールが使えずショートメールだけだったころに作ったルールのままずるずるとやってきたんでしょうか。個性的だとかでピリオドを並べたメールアドレスを取りたがるユーザーが少なからずいるからいまさら引っ込みがつかないとか。だからといって世界標準に逆らうのは混乱の元なのでよくない。もちろんユーザーには罪はないわけで、そのようなアドレスは登録できないようにエンジニアが配慮すべきです。実際、その他のプロバイダではそうなっているわけで。

そもそもRFCがこんなややこしい仕様になっていなければよかったように思いますが、事実上の世界標準ですからいまさら言っても仕方がないです……。